電子書籍

電子書籍。日本でも本格的に普及していくのでしょうか。

米国で電子書籍の分野を牽引する、AmazonのKindleが、近日中に日本でも発売されることになりました。

Googleは、これに対抗できる低価格でありながら高性能を謳うタブレット、Nexus7を発表しました。

日本でもついに楽天が、kobo Touchを発売します。税込7,980円という「挑戦価格」で参入です。

Microsoftは先日、自社製タブレットSurfaceを発表したばかり。Windows搭載が最大の武器です。

Appleも、電子書籍に使いやすいサイズの、iPad miniを発売するという「噂」があります。

そしてそれ以外の、多くのメーカーが製造するAndroidタブレットの数々。

個人的には、電子書籍を「読む」というライフスタイルが、いまひとつイメージできません。

いちばん本を読んで欲しいのはこどもです。その意味でタブレットは、取っ付き易いかもしれません。

でも小さなこどもには、紙の本を、汚したり破いたりしながら読んで欲しい。

私がこどもの頃に何度も読んだ偕成社の本は、ページの折り目やシミにさえ愛着がありました。

本をたくさん読むのもいいですが、同じ本を何度も何度も読む楽しみは、紙の本特有のものだと思います。

一方で、いまどきの中高生や大学生には、電子書籍がいちばんフィットするかもしれません。

大人にとっても、持ち運びを考えたら電子書籍は圧倒的に便利です。

私がいま、あまり読書できていない理由を挙げるとすれば、それは時間が足りないことです。

医学書やパソコン雑誌などの「実用書」は、必要に応じて必要な部分だけ「とばし読み」します。

最初のページから最後まで通して読む必要のある本は、よほどまとまった時間が無いと手が付きません。

そもそも「まとまった時間」なんてあるのか。ほとんど無いです。あったら別の用事をします。

時間があるとすれば「すきま時間」です。

その「すきま時間」利用して本を読もうとすれば、たしかに電子書籍がうってつけかもしれませんね。