ヒッグス粒子が「発見」されました。
こういうニュースを聞くと、にわか素粒子物理学ファンになってしまいます。よくわかってないのに。
ヒッグス粒子は、ビッグバンの100億分の1秒後、宇宙が1000兆度まで冷えた頃に「発生」したのだとか。
他の素粒子に「水アメのように」まとわりついて、万物に質量を与えているのだそうです。
それから137億年。
いまや私の腹まわりにも、無数のヒッグス粒子がまとわりついて、質量を与えてくれています。
すべての物質は、陽子、中性子、電子の3つの素粒子によって構成されていると、かつて学校で習いました。
これ以上分割できない最小単位だと。
ところがその後、その陽子や中性子も、さらに小さな「クォーク」から構成されていることが判明。
それどころか、クォーク以外にも素粒子が次々と出てきて、もう理解するのを諦めていました。
今回のヒッグス粒子は、17番目の素粒子だそうです。
ちょっと目を離している間に、ずいぶんと増えたものです。
17番目にして最後の素粒子だといいますが、どうして今回が最後だとわかるのかがわかりません。
ちなみに、わからないことの総本山は、やはり「宇宙の始まり」でしょうね。
主流の学説によれば、ビッグバンの前、宇宙はある1点から始まったそうです。
点なので体積はゼロ、密度は無限大です。
その点の周囲には何があったのか、なんてのは愚問ですね。