ユーザインタフェース

現代人は字を書かない。

海外のあるアンケート調査によると、成人は、最後に字を書いた日から平均41日経っているそうです。

そこまでですか、と驚きながらも、私自身、あまり字を書かなくなっていることは確かです。

その結果起きたことは、

(1)漢字を忘れた

(2)字を書くのが下手になった

どちらも「前からじゃないの?」とつっこまれそうですが、漢字ってホント、書かないと忘れますね。

字を書かなくなるどころか、将来のユーザインタフェース(UI)は、音声中心になるかもしれません。

iPhoneのSiriに限らず、各社のスマホが競って音声UIを取り入れ始めています。

人前で機械に話しかけるのは、まだちょっと恥ずかしいですが、やがて当たり前になるのでしょうかね。

スマホはおろかパソコンでも、タッチやタイプやクリック操作を必要としない時代が来るかもしれません。

たまにタイプやクリックをしようものなら、

(1)キー配列を忘れた

(2)ダブルクリックが下手になった

という事態にもなりかねません。

Microsoftはさらにその先の、ジェスチャーも併用したUIを開発中です。

(いま柳家金語楼を思い出した人は50歳以上です)

パソコンや家電の前で身振り手振りですか。いよいよ恥ずかしい。

このUIを東京証券取引所が取り入れたら、ある意味、昔の取引のような光景になるかもしれません。

脳波UIの研究も進んでいるそうです。将来は、思い浮かべるだけで、何でもできてしまうでしょう。

雑念の多い人は大変なことになりそうです。