東京スカイツリーは、開業初日から、強風のためのエレベーター停止騒ぎとなりました。
安全を考慮して「大事を取った」ことはわかります。
しかし、高倍率の抽選でやっと手に入れた入場券なのです。「徐行運転」はできなかったのでしょうか。
かつて高松に住んでいた頃、強風によるJRの運休で、ひどい目に遭ったことがあります。
岡山で開催されていた学会に出席したときの顛末です
台風が接近していたので、前日から岡山入りしておけばよかったのですが、甘く見ました。
学会場はJR岡山駅に隣接したホテルなので、自分の発表時間から逆算して、ギリギリ間に合う電車に乗るつもりでした。
ところが、高松駅に到着してみると、強風のためJR瀬戸大橋線が止まっているのです。
私はなすすべもなく、そこに立ち尽くすほかありませんでした。
やがて何かの気配を感じてふと我に返ると、目の前にTVカメラがあり、私を撮影中なのです。
まさかニュースのカメラ? まさか生中継?
電光掲示板を見上げ、絵に描いたように呆然としていた私は、恰好の撮影対象だったのです。
何と言うことか。口が半開きではなかったか。大恥をかいたことは間違いありません。
慌ててその場を去り、タクシーでいったん帰宅。自家用車で岡山に向かうことにしました。
電話で確認したところ、瀬戸中央自動車道はまだ閉鎖されていませんでした。
ところが、いざ橋を渡ってみると横風がハンパない。車が揺れる揺れる。平気で隣の車線にもっていかれます。
ほとんどの車が安全のために路上で停車している中を、必死の思いで運転しました。
過去の私の運転歴の中で、最悪最恐のドライブでした。
おまけに、学会発表には大遅刻。その日2度目の大恥をかきました。