数日前に東京都は、首都直下地震の新たな被害想定を発表しました。
遠慮の無い、なかなか科学的な分析で評価できます。
そのなかで、「防災対策の取組状況」については、以下のようにまとめられていました。
(1)耐震化の推進
(2)津波対策
(3)木造住宅密集地域の整備
(4)自助・共助の強化
あれれ。何か抜けていませんか。
さすがに東京都は、口が裂けても言わないでしょうから、私が付け加えましょう。
(5)首都機能の移転
例によって、新聞各紙の社説を読み比べてみると、読売と産経のみが、首都機能移転について触れていました。
この2紙、イデオロギーだけでは説明できない、絶妙な立ち位置です。
面白いのは、その首都機能の移転(または連携)先。
読売は大阪を例に挙げ、産経は福島を提案していました。
ならば手始めに、東電本社を福島に移転してはどうでしょう。