「僕達急行 A列車で行こう」という、鉄道マニアを主人公とした映画が公開されています。
鉄道マニアと言えば、中学時代、私の周囲にも何人かいました。
毎月発行される鉄道弘済会の時刻表を、彼らがむさぼるように読んでいたのを思い出します。
私も、「鉄道マニア」や「鉄道ファン」とは言えないまでも、「鉄道好き」ではありました。
しかし国鉄がJRになった頃から、急速に興味を失いました。
おそらくそれは、国鉄という「お役所」ならではの融通のなさが、正確な列車運行と全国統一の運賃体系をもたらし、それが魅力だったからでしょう。
ところで、鉄道撮影マニア、いわゆる「撮り鉄」が、線路内に立ち入るなどして列車を停止させるようなことが、最近相次いでいるそうです。
このニュースを聞いて、古い記憶がよみがえりました。私も列車を止めたことがあるからです。
私が3,4歳の頃、つまり48年ぐらい前のこと。止めたのは国鉄岩徳線です。
友達2,3人と長い棒を持って線路際に立ち、「遮断機ごっこ」をしていたような、そんな記憶がかすかにあります。危ない危ない。
不思議なことに、そのことで親に叱られた記憶がありません。
あまりにこっぴどく叱られたので、記憶がとんでいるのかもしれません。
ちなみに岩徳線というのは、山口県の岩国駅から櫛ケ浜駅(徳山駅の隣)までの、山陽本線をショートカットするローカル線です。
鉄道マニアの方なら当然、岩徳線と聞いてピンとくる運賃ルールをご存じでしょう。