Microsoftが運営するクラウドサービスで、2月29日に大規模な障害が起きました。
その原因は、「うるう年」に関する計算ミスだったとのこと。
なんだか、Excelで日数計算するのが不安になるようなニュースです。
ここで、グレゴリオ暦のおさらい。
(1)4で割り切れる年はうるう年
(2)ただし、100で割り切れる年は、うるう年ではない
(3)ただし、400で割り切れる年は、やっぱりうるう年
Microsoftは元々「うるう年」に弱いようです。
かつてExcelで、1900/2/29というあり得ない日付を入力してもエラーにはならなかったという「前歴」があるそうです。
今はどうなのか、私はMac派なので検証しようがありません。
しょうがないので、Macではどうなのか、Mac純正の表計算ソフトで調べてみました。
すると1600年までは、うるう年が正しく認識されましたが、1500年もまた、うるう年との判断。
グレゴリオ歴が1582年に制定されたので、1500年についてはユリウス歴に従ってうるう年と判断したとすれば、ずいぶん「深い」プログラムですね。
では逆に、未来の日付では、いつまで正しく認識されるのか。これも調べてみました。
その結果、西暦144680年までOK、144684年からはうるう年の認識がうまくいきません。
このまま放置すれば、14万2672年後に、Macでトラブルが起きる危険があります。