シャープ

シャープと言えば、元の社名は早川電気。

子供の頃、絞り器の付いた洗濯機に早川電気と書いてあったのを思い出します。

創業者が発明した「シャープ・ペンシル」が、後の社名の由来であることは有名な話です。

つい先日、2900億円の赤字を発表したばかりのシャープですが、この2,3日は株価急上昇中。

これはもちろん、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-172.html" target="_blank" title="例の鴻海精密工業">例の鴻海精密工業</a>が、シャープの筆頭株主になったからでしょう。

鴻海といえば以前にも書いた、iPadなどをAppleから受託製造している巨大企業。

その創業者の有名な口癖は「人材は4流、管理は3流、設備は2流、しかし顧客は1流」。

これに「部品も1流」と付け加えることになるのでしょうか。

これで、今後iPadのディスプレイがシャープ製になる可能性が高まりました。

AppleのスマートTVにも、シャープの目が出てきました。

昨日の日経も同様に分析していたので、私の思い込み(思い入れ)だけではなさそうです。

「Appleによるシャープ買収」という<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-180.html" target="_blank" title="私の構想(妄想)">私の構想(妄想)</a>とは少し異なる展開になってきましたが、

Appleが宿敵サムスンからの部品調達を減らす方向には進みそうなので、私は満足です。

(追記)

と思っていたら今日、Appleとサムスンが特許訴訟で和解を検討中とのニュースが飛び込んできました。

やっぱりサムスンは切れないのか。ちょっと複雑な心境です。

JOBS法案

スティーブ・ジョブズの名を冠したクラウド関係法案

というわけではないのですが、あながち無関係でもない法案が、先週の米国上院に続いて、昨日下院でも可決されました。

オバマ大統領の署名待ち状態のこの法案は、新興企業を支援するためのものです。

たとえば、小口投資家からのネットを介した投資「クラウドファンディング」が可能となることから、「クラウドファンディング関連法案」とも呼ばれています。

正直言って、法案そのものに興味は無いのですが、名称には大いに関心があります。なにしろ「JOBS」ですから。

これは「Jumpstart Our Business Startups」を略したものらしいです。

こういいう、頭文字を連ねて作った単語をアクロニムといいます。

略語を先に決めてから、あとから全体の語句をこじつけて作ることもよくあるそうで、今回も「はじめにJOBSありき」のような気がするのは考えすぎでしょうか。

ジョブズを信奉する有力政治家がいたのかも。

実際ジョブズは、ガレージで起業して成功しました。

次のジョブズを育てるための「JOBS法案」と、言えなくもないですが、こじつけ?

物忘れ

誰でも年齢を重ねると、いろんな「老化現象」が出てきます。

日頃からいちばん苦労しているのは「老眼」です。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-64.html" target="_blank" title="これは以前にも書きました">これは以前にも書きました</a>。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-94.html" target="_blank" title="飛蚊症">飛蚊症</a>」も老化現象のひとつでしょうか。いまや「蚊柱」状態ですが、慣れました。

そのほかに最近感じるのは、「平地でつまづく」ことと「ツバでむせる」こと。

「物忘れ」にも磨きがかかってきました。

カギやメガネなど、ひょんな所に置いたが最後、見つかるまでに相当の労力を費やします。

勝手に片付けられたのかと、家人を疑えば、失笑を買うか反撃に遭います。

当てにならない記憶を頼りに、自分の動線をたどり、捜索を開始します。

たどる途中で手に持っていた物を、別の場所に置き忘れたりします。

あちこち部屋をぐるぐる回るうちに、何を探しているのかを忘れています。

これらの経験からわかるように、まず、物をひょんな所に置かないこと。(それを意識できないから置き忘れる)

手に握った物は、使用目的を果たすまでは手から離さないこと。(手に粘着テープを付けるか)

目的を果たしたら、所定の位置に片付けること。(いちばんできそうにない)

忘れ物に気づいたら、その時点で、いまから何を探すのかをメモること。(そのメモをひょんな所に置かないこと)

前日の夕食メニューを思い出そうとしても、詳細には思い出せません。

おそらく、記憶に残りにくいメニューだったのでしょう。

いまのところ、食べたこと自体は覚えているので救われます。(本当に食べたのか)

うるう秒

「うるう秒」の7月挿入が決まりました。3年半ぶりです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-173.html" target="_blank" title="このまえ「うるう年」のことを書いた">このまえ「うるう年」のことを書いた</a>ばかりなのに、どこまで「うるう」が好きなんですか、とつっこまれそうな話題です。

時刻というものは本来、人の生活リズムの根幹となる太陽の運行、つまり地球の自転によって決めるものです。

ところが厳密に計測すると、地球の自転周期がふらふらしている。

そこで、原子時計で「時間を再定義」し、世界中に複数設置されている原子時計のの平均時刻をもって、「国際原子時」が定められたわけです。50年以上前のことです。

原子時計は、ひたすら正確に時を刻んでいるのですが、一方で地球の自転周期は、だんだんと長くなっている。

そこで、ときどき「うるう秒」をはさんで時刻を遅らせて微調整する必要が出てきた。

このようにして修正されたものが世界標準時(「協定世界時」)です。

現時点で、協定世界時はすでに、国際原子時よりも34秒遅れているとのこと。

今年の7月1日の午前9時(日本時間)からは、これが35秒遅れになるわけです。

私の疑問は、うるう秒の頻度です。

70年代から90年代までほぼ毎年挿入されていたのに、1999年以降は現在までたったの2秒だけ。

潮汐摩擦がおもな原因とされる、地球の自転周期の遅れは、理論上は遅くなる一方のはず。

なのにうるう秒の頻度が減るのはなぜなのか。

自転速度の遅れを減らす因子が作用しているとすれば、それは何なのか。

マントル対流の影響? 私の知識ではよくわかりません。

人工衛星打ち上げの影響? たいてい東向きか南北向きに打ち上げられているそうなので、自転を遅くすることはあっても速めることはなさそうです。

ただしイスラエルだけは、人工衛星を西向きに打ち上げているとのこと。どうやらこれが怪しい。

若者コトバ

「○○のほうになります」とか「○○で大丈夫ですか」などの若者コトバについては、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-22.html" target="_blank" title="以前にも書い">以前にも書いた</a>ことがありますが、嫌いです。

ただしこれらは、決して新しい単語や表現では無く、使い方が間違っているだけです。

では、使い方が間違っている(と思える)表現はすべて嫌いかというと、そうでもありません。

【全然】

「全然OK」とか「全然楽しい」など、「全然+肯定形」は、私も好んで使います。

これは元々正しい用法で、そのことについて最近、新聞やテレビなどが時々取り上げるので、私も安心して使えるようになりました。

この表現がいま市民権を「再」獲得しつつあるのは、若者コトバのおかげかもしれません。

【いい意味で】

味のある婉曲表現に使えます。

「いい意味で失敗作だねぇ」と言えば、「失敗は成功の元」という励ましにもなります。

相手に対して言いにくいことを言うときに、とくに文末に使うと、辛辣な感じが薄れます。

「美味しくないね、いい意味で」など、これから使ってみたい、とぼけた表現です。

【ある意味】

使い方によっては、否定的ニュアンスを出すこともできますが、完全否定でもない。

「ある意味勉強中」ならば、実態としては「ほとんど」勉強していないのだけれど、勉強しようという気持ちだけはある感じ。

【微妙】

「少しだけ」とか「なんとも言えない」という意味のほかに、「どうでもいい」というニュアンスもあります。

このブログ面白いですか、と尋ねたとき、いちばん返ってきそうなコトバです。

お掃除ロボット

お掃除ロボット「ルンバ」がよく売れているそうです。

似たような製品は他社からも出ていますが、ルンバの特長は「フロアー全体を偏りなく走行する知能」だとか。

思い出すのは、福島原発の事故後の調査のために使ったロボットが、ルンバを作っている会社(米国アイロボット社)の製品でした。

この会社は元々、地雷探査やテロリスト探索用のロボットを作っています。

地面を偏り無く走行しなければ地雷を見つけそこなうわけで、ルンバにもそのノウハウが生かされているのでしょう。

同様に原発テロ対策としての原子炉調査も、この会社の得意分野なのかもしれません。

いつも思いますが、戦争やテロに関する技術は、どうしても日本が米国には勝てない領域です。

そもそも、ロボット探査が必要になるような原発事故は、それを想定すること自体が日本ではタブー視されていたと言われています。

そのような事故は起きないという前提で、原発は運営されてきたからです。

しかしこのことを、官僚や東電の不作為と非難して済む問題ではないかもしれません。

「あってはならないこと」は「考えてもいけない」

不吉なことを想定しようとしないのは、言霊の国の日本人の気質かもしれないからです。

新iPadのディスプレイ

新しい「iPad」が、昨日発売されました。

銀座のアップルストアやソフトバンクショップ前の行列が、いつものように報道されていました。

私もAppleファンと自認するのであれば、当然「予約して購入」すべきところですが、2台目のiPadを今買う理由が見当たらず、躊躇しているうちに発売日を迎えてしまいました。

「理由」を思いついたら、すぐ買いますので。

新しいiPadのウリのひとつは、前評判の段階から、そのディスプレイだといわれてきました。

発売後の評価も上々で、「見たら感動するレベル」とか。

そうなるとますます残念なのは、ディスプレイの供給元が、大方の予想通りサムスンだったこと。

ひところ、シャープの名前も出ていただけに、ちょっと悔しい。

そのシャープ。先月発表された決算は、2,900億円の大赤字でした。

時価総額40兆円で手元資金8兆円のAppleが、時価総額7,000億円のシャープを買収する、なんてことはないのでしょうか。

次期IT機器の大本命、スマートTV構想にはもってこいだと思うのです。

Appleがシャープを買収した場合、Apple製TVにアクオスの名は残るのか。

iPhoneにプラズマクラスターは内蔵されるのか。

冷蔵庫の内部状況を、外出先でチェック可能か。

ヘルシオ内の生の映像を、TVに映し出せるか。

掃除機は、ルンバよりもすごいのができるか。

妄想は膨らみます。

新幹線の電気代

全線開業から1年。九州新幹線のニュースを見ていて思い出したことがあります。

それは20年ぐらい前。知り合った新幹線の運転士さんに、新幹線の電気代を尋ねたときのことです。

うろ覚えで恐縮ですが、たしか東京ー博多で100万円ぐらいでした。

面白いと思ったのは、運転の仕方によって電気代がずいぶん変わると言うのです。

あれって完全自動運転ではないのですね。

アクセル(便宜上そう言わせてもらいますが)のふかし具合ひとつで、電力消費量がずいぶんかわるとのこと。

節電できたか浪費したかは、終着駅到着時にすぐわかるらしく、それが運転士の「評価」にも直結するという厳しさ。

線路の勾配やカーブ、駅までの距離などを頭に入れておき、常に先を読み、無駄なアクセルは踏まず、不要なブレーキはかけないというエコ運転は、自動車の場合と基本は同じです。

とくに重要なのが勾配で、下りではできるだけ惰性を使うそうです。

ところがややこしいのは、駅到着時刻の厳守です。これは基本的に省エネ運転と相反します。

遅刻には、電力浪費よりも大きなペナルティが科せられるそうです。

だから、駆け込み乗車にはとても腹が立つとのこと。

新幹線は到着の早さがいちばんのウリです。すでにギリギリの所要時間でダイヤが組まれています。

発車がたった30秒遅れても、それを取り戻すためにはそうとう「とばす」必要があり、もはや節電は諦めるしかないのです。

運転士さんのためにも、駆け込み乗車はやめましょう。

震災と首相

震災後1年。さまざまな問題点が浮き彫りになりました。

そのうちひとつだけ挙げるとすれば「総理大臣のリーダーシップの欠除」

これは当時の菅首相個人の問題ではなく、国の体制の問題です。

原発事故現場からの撤退を打診する東電幹部を、菅氏が怒鳴ったと、それが彼の唯一の功績のように言われています。

これを聞いて一瞬だけ、米国大統領を描いたドラマのシーンを思い出しました。

ただし、大統領のように絶大な権限と自信をもって怒鳴ったのではなく、ただのイラ菅だったのかもしれません。

米国のように日頃から戦争をしているような国は、緊急事態への対応がしっかりしています。

平和ボケしている日本でも、非常時の体制は固めておかなければなりません。

官僚は法に縛られるので、あらかじめ決めていないことは何もしません。

政治家が決断をするしかないです。そしてその権限は信頼できる首相に集中すべきです。

与党内の派閥の力関係で、選ばれたりすげ替えられたりする日本の首相には、強いリーダーシップは期待できないのでしょうか。

その意味で、首相公選制の導入は面白いかもしれません。

ヘンな夢

「大きくなったら火星人になりたい」と言えばそれも「ヘンな夢」ですが、今日の話は眠っているときみる方の「夢」です。

私の場合、夢は全部ヘンです。

時間的・空間的に脈絡が無いストーリー展開は、覚醒時にはとうてい着想できません。

夢には、情報を整理して記憶を定着させる働きがあるといわれています。

ならば昨夜私がみた夢において、どのような情報整理が行われたのか。

【物語】

私は、知人のD先生の診療所で、手首の電気治療を受けていましたが、ベッドの上に立ったままです。なぜならそのベッドでは別の患者さんが診察中だから。わたしは自転車で仕事に出発。ところが鶴屋百貨店の角でカバンを忘れたことに気付き、店員さんに自転車を見てもらっている間に、あわてて徒歩で帰宅。実家の勝手口を開けると先ほどの患者さんがまだ診療中。

こんな感じの、オチも何もない話です。

【分析】

そももそD先生は整形外科医ではない。彼とは最近「飲み会」してないことを思い出しました。

私の腱鞘炎と五十肩は、完治ではないけど寛解状態。なので整形外科通院をサボっていましたね。あと1カ月ぐらいリハビリを受けた方がいいのだろうけど。

ウチのクリニック、胃腸炎流行期などには、点滴のためのベッドが足りなくて困ってます。まさか同じベッドで二人の治療はしていませんが。

2年前に引っ越してから自転車通勤はしていません。運動不足です。痛いトコ突かれました。

先日すごく久しぶりに鶴屋で買い物をしました。最近カバンも買いました。

数年前に自転車で新市街のベスト電器に行ったとき、店の前の歩道に自転車をとめたら、巡回中のおじさんにすごく怒られました。しょうがなく店内の空きスペースに自転車を持ち込み、店員さんにみてもらったことがありました。

昨日、実家の親がミカンをくれました。子供の頃、冬にはいつも実家の勝手口にミカンの詰まった段ボールが置いてあったなぁ。

いろんな情報が、整理されたようです。