精神科医の文筆家

北杜夫の訃報を聞き、そういえば学生時代によく読んだなぁと懐かしく思いました。

斉藤茂太はそのお兄さんですが、これも結構面白かった。

その2人以上に好きだったのが、なだいなだ。北杜夫とは医局の同僚だったようです。

3人とも精神科医ですが、どうも精神科医が文章を書くと、何か独特の面白さがあります。

ほかに精神科医の文筆家と言えば・・・

帚木蓬生。大学の先輩でもありますが、恥ずかしながらまだ、その作品を読んだことがありません。エッセイではなく本格的な小説なので、まとまった時間ができたら、次に読みたい作家です。

和田秀樹は私と同い年。面白い文を書く人ではなさそう。

ほかにもググると何人か出てきますが、よく知らない人ばかり。

なだいなだ氏が、最近こんなこと書いていました。

電力会社のなかで原発依存度がいちばん低い、中部電力についてのコメント:

「住民の反対で、原発計画が挫折したため、他の電力会社に遅れをとったと見られてきたが、回れ右したら、トップに立つことになった。」

「回れ右したらトップ」

座右の銘にしたいと思いました。