テレビ早送り視聴

「テレビを毎日6時間見ると、寿命が約5年縮まる。」

オーストラリアの研究で、そんな結果が出たそうです。1時間見るたびに、22分縮まるとのこと。

寿命はともかく、テレビを見ていて、時間がもったいないとは感じます。

そもそも、見たい番組を全部見ようとしても、時間が足りません。

そこで現在の私の解決策は、テレビ番組をハードディスクレコーダーにドンドン録画しておいて、時間の空いたときに、早送りしながら見る、という方法です。

最近のテレビには、パソコン用の安い外付ハードディスクも接続できるようになったので、こういった方法も可能になりました。

気がついたら、我が家のテレビの総録画容量は、11TB(テラバイト)にふくれあがっていました。

録画番組のジャンル別視聴スタイルは、こんな感じです。

ドラマ

1.2倍速+CMカットすれば、日本の民放ドラマなら、1時間モノが25分で見られます。

お笑い、バラエティー

まともに見るには時間がもったいないので、「ながら視聴」です。なおかつ1.3~1.5倍速。

芸人のしゃべりがかなり聞きづらいですが、たいてい字幕があるので、面白い部分はそれなりに笑えます。

ニュース

1.2倍速。なるべく、その日のうちに見ることにしています。ニュースなので。

気になる出来事があった日は、NHKと民放の計5局の夜のニュース番組を全部見たりします。

番組によって取り上げ方に偏りがあって面白いです。docomoがスポンサーのときは、iPhone関係のニュースが極端に少なかったりします。

システムトラブル

たかをくくっているとあとで後悔するのは世の常ですが、先日、最悪のシステムトラブルに見舞われました。

電子カルテのサーバ機が故障し、受付から診療、会計まで、すべてができなくなってしまったのです。

トラブルが発生したのが診療開始直前。

大慌てで、しかも祈るような気持ちでサーバのソフトを再インストールしてみると、見事に復帰。

診療に間に合ったのは奇跡でした。肝が冷えました。

当院の電子カルテシステムは、サーバ機(Mac Pro)にLANでつながったiMacなどのクライアント端末5台で、診療や会計などを行っています。

クライアント機の不調なら、別の端末に切り替えることで対処できるのですが、サーバではそうはいきません。

危機管理の観点からは、予備サーバを置くべきところを、サボっていました。

さっそく、最新のMac miniを購入。

小さくて、オシャレで、高性能で、ムダがない、以前から気になっていたMac mini。

危機管理は恰好の購入理由となりました。

さて、予備サーバの予備が必要かどうか。

ラジウムとラドン

世田谷で相次いで発見されたホットスポットの原因は、ラジウムと報道されました。

ラジウムと言えば、キュリー夫妻が発見した、由緒ある放射性元素です。

自然界のウランが放射線を出しながら崩壊して、ラジウムに変わります。

そのラジウムがアルファ線を出すと、ラドンという気体に変わります。

地球上の自然放射線の大半が、ラドンによるものだそうです。

ラジウムもラドンも、温泉(放射能泉)でおなじみの元素です。

放射線は、ごく微量であればむしろ生体に有益である、との考え方があり、ホルミシス効果といわれています。

それが放射能泉の効能でもあるわけですが、議論の余地のある学説です。

それにしても、今のご時世、ラジウム温泉の客の入りはどうなんでしょうか。

ついでに、ラドンで思い出すのは「大怪獣ラドン」。ご当地熊本阿蘇出身(?)の怪獣です。

名前からして、その誕生に際しては放射能が関係しているのかと推測したのですが、ネットで調べてもはっきりしません。

検証のために、「空の大怪獣ラドン」(1956年, 東宝)のDVDをAmazonで購入して、観てみました。

カギは、平田昭彦演じる古生物学者の柏木博士が握っていました。

博士は怪獣を、白亜紀の翼竜プテラノドンが現代によみがえったものと断定し、その略称として「ラドン」と呼び始めました。

しかしなぜプテラノドンが復活したのかと問われて博士は、原水爆実験が関係している可能性がある、と答えています。

ゴジラ同様、怪獣という突拍子もないモノを登場させる要因としては、核実験がうってつけだったようです。

結論。怪獣ラドンは、元素ラドンとは無関係だけど、放射能とは関係があるかも。

技術的自転車操業

iPhone4Sのバーチャル秘書機能「Siri」については、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-148.html" target="_blank" title="以前も触れました">以前も触れました</a>が、昨日の日経では、

「まだ未熟な段階だがAppleはあえて投入した」と分析されていました。

なるほどその通りだと思います。

画期的な技術であればあるほど、たとえ未熟でも、ともかく誰よりも早く市場に送り出し、最初にトップシェアを獲得することで、当面の優位性を保つ戦略なのでしょう。

AppleがiPodやiTunes、iPhone、iPadでやってきたことと同じです。

しかしどんなに新しい技術やシステムも、やがて世界中の企業が真似して、最終的には、安価なものが市場を制します。

まさにAppleの歴史がそれを物語っています。

Windowsが登場したとき、Macの模倣じゃないかとAppleファンは憤慨しましたが、結局Windowsのシェアは圧倒的なものとなりました。

iPhoneですらAndroidスマートフォンにシェアを奪われ、やがてiPadも同じ道をたどるでしょう。

Appleは、革新的な製品やサービスを次々と打ち出し続けるしかなく、立ち止まったら追い越されます。

そんなことを考えていて、「技術的自転車操業」という言葉を思いつき、ちょっと悦にいってます。

精神科医の文筆家

北杜夫の訃報を聞き、そういえば学生時代によく読んだなぁと懐かしく思いました。

斉藤茂太はそのお兄さんですが、これも結構面白かった。

その2人以上に好きだったのが、なだいなだ。北杜夫とは医局の同僚だったようです。

3人とも精神科医ですが、どうも精神科医が文章を書くと、何か独特の面白さがあります。

ほかに精神科医の文筆家と言えば・・・

帚木蓬生。大学の先輩でもありますが、恥ずかしながらまだ、その作品を読んだことがありません。エッセイではなく本格的な小説なので、まとまった時間ができたら、次に読みたい作家です。

和田秀樹は私と同い年。面白い文を書く人ではなさそう。

ほかにもググると何人か出てきますが、よく知らない人ばかり。

なだいなだ氏が、最近こんなこと書いていました。

電力会社のなかで原発依存度がいちばん低い、中部電力についてのコメント:

「住民の反対で、原発計画が挫折したため、他の電力会社に遅れをとったと見られてきたが、回れ右したら、トップに立つことになった。」

「回れ右したらトップ」

座右の銘にしたいと思いました。

年賀状の意義

年賀状が発売されました。もうそんな時期ですね。

私は筆無精なので、年賀状の時期は憂鬱です。

そこで、年賀状を今の形で続ける必要があるのか、相手別に考えてみました。

(1)日常的に付き合いのある、友人・同僚・同業者

紋切り調の年始の挨拶など、はっきり言えば無駄。

「今年も年賀状出しましたよ」というのが、ほとんど唯一の目的なので、メールで十分。

それも本文なしの件名のみで。

「件名:謹賀新年、住所・家族構成・勤務先に変更なし」

(2)日頃会うことが少ない、知人や仕事上の関係者

同期か目下の相手には、Facebookとかメールで充分でしょう。

目上の人には、社交辞令として、やっぱり年賀状でしょうかね。

印刷+手書きの一言を添えて。

(3)年賀状がほとんど唯一の交流である、旧友・恩師や遠い親戚など

年賀状の意義は、こういった人との「音信」を保てることではないでしょうか。

近況報告をびっしりと書いてもいいのでは。

電通がこのたび、日本郵便と連携して、Facebookで年賀状を郵送するサービスを発表しました。

面白い試みかもしれませんが、ネット上で活発にやりとりしている相手に、あえて郵便物の形で年賀状を送ることの意味が、私にはよく理解できません。