ジョブズ氏関連の報道を見ようと、昨夜はNHKと民放2局のニュース番組をくまなく見ました。
どの番組も、ジョブズを差し置いて、トップニュースは小沢一郎氏の初公判関連でした。
おかげで小沢氏の会見を3回も見る羽目になりました。
その中で、あのふてぶてしい小沢氏が、記者の質問にキレて、こう言いました。
「じゃあ、君は三権分立をどう考えているの?(中略)もうちょっとよく勉強してから質問してください」
これを見て、福田元首相を思い出しました。辞任会見で記者にキレて言った、あの言葉です。
「あなたとは違うんです」
この捨てゼリフで、福田氏の人気がますます下がったのは言うまでもないですが、一方で小沢氏は今以上人気を下げる余地もなく、安心して何でも言えそうです。
で、私が気になったのが、「三権分立」です。
小沢氏はこれを「さんけんぶんりゅう」と言いました。
調べてみると、法律用語では「ぶんりつ」ではなく「ぶんりゅう」を使うそうですね。今日初めて知りました。
三権分立という言葉は、学校で憲法について習うときに出てきます。
ではどうして学校では、「さんけんぶんりゅう」という「法律用語」の読み方で教えないのか。
歴史の授業では、大仏建立を「だいぶつこんりゅう」という「仏教用語」の読み方で教えるのに。
「分立」を単独で用いるときは「ぶんりつ」と読んだとしても、「三権分立」に限っては「ぶんりゅう」と読ませた方が、特別な感じがしていいと思うのですが。