IT化が進む現代でも、印刷物はなかなか減りません。
電子カルテで診療すれば、ほとんどペーパーレスかと思いきや、問診票や指示書、処方箋、領収証に紹介状、役所に出す書類など、どうしても紙に印刷しなければならないものが多いです。
ひところ、経費節減のために、いわゆる裏紙を使っていました。使用済みの紙の再利用です。
ところが、コピー機が詰まりやすくなったり、大事な書類を裏紙に印刷してしまって二度手間になったりと、無駄が多い印象を持ちました。
そもそも、紙代は500枚で200円台、1枚50銭程度とかなり安い。
ところが印刷代(トナー代)は1枚3円から5円かかります。
紙を節約しても、印刷ミスが増えたのでは、本末転倒だと言うことがわかり、いま当院では裏紙使用は禁止しています。
私がペーパーレス化を達成できたと思える分野は、FAXの送受信です。
受信したFAXは、液晶画面で確認して、必要なものだけ、パソコンに転送して保存することにしました。保存はしても印刷はしません。
FAX送信も、紙を介さずにパソコンから直接行うシステムにしました。
ただ、FAXそのものが、すでに時代遅れだとは思いますが。