ウルトラQ

ウルトラシリーズの第1作「ウルトラQ」は、私が生まれて初めて見た「恐怖番組」でした。

アニメでも人形劇でもない「実写」ドラマであることが、当時5歳の私を怖がらせるのには充分でした。

突然出現する怪獣に対して、正義のヒーローもいなければ、架空の防衛組織も存在せず、警察や一般市民が右往左往します。

主人公や博士の活躍によって、戦いには一応の決着がつきますが、必ずしも晴れがましい結末ではありません。

締めくくりの石坂浩二のナレーションには、不気味な後味を感じたものでした。

ウルトラQのレーザーディスクが発売されたのは、放送から約20年後のこと。

ずいぶん悩んだ末に「大人買い」してしまいました。5歳の少年はもう大人になっていたのです。

それからさらに20数年を経て、こんどは「総天然色ウルトラQ」Blu-rayの発売が決定。

ただちにアマゾンで予約しました。「大人買い」を超える「おじさん買い」とでもいうべきか。

ところが今朝の新聞で、プレミアムBlu-ray発売の広告を発見。

通常版との違いは、ナメゴンのフィギュア(ソフビ)などの豪華特典!

初回限定版で完全受注生産。予約はキャンセル不可。

たたみかけるような宣伝文句に冷静さを失い、こっちを予約。通常版はキャンセルしました。

ソフビのナメゴン、ひどくベタつきそうです。楽しみです。