「社会保障・税に関わる番号制度」に使う共通番号の名称が、「マイナンバー」に決まりました。
ずいぶん前から「国民総背番号制度」と揶揄されて、その有用性と危険性が同時に議論されてきました。
「マイナンバー」は、親しみやすく無害な印象を与えることには、成功したかもしれません。
この名称は、2月24日から3月23日までの間、一般公募されていたようです。うかつにも、私は知りませんでした。
途中で震災が起き、じっくり考えて応募しようと思っていた人は、応募し損ねたかもしれません。
応募総数は、なんと、たったの807件。そのうち18件が「マイナンバー」だったそうです。
大学教授やコピーライターなどの、いわゆる「民間有識者」9名がその選考に関与したようですが、「マイナンバー」以外にどのような名称が応募されたのか、それがいちばん知りたい。
「IDナンバー」とか「個人番号」とか「国民番号」とか、ふざけて「背番号」とかもあったかも。
100人ぐらいの組織票があれば、へんてこりんな名前がトップになりそうなぐらいの応募総数ですが、政府によれば、名称の選考は「応募件数の多寡で決定されるものではございません」とのこと。でしょうね。