イタリアの国民投票は、圧倒的多数で脱原発という結論を出しました。
ドイツのメルケル政権も先週、2022年末までに原発を全廃することを閣議決定しました。
一方で、あくまで原発を推進していくのが、フランス、アメリカ、イギリス、ロシア。
ここで日本も脱原発を選択してイタリア・ドイツ側に付くと、どこかで聞いたようなグループ分けになりますが、こういう三国同盟なら私は歓迎です。
今回イタリアは、世界的に株を上げたと思います。
ドイツに比べると、明るくて軽いイメージの国ですが、実際に訪れてみるとずいぶん古風で、歴史の重みをずっしりと感じます。
ひるがえってわが日本。
支持率低下で退陣色濃厚だった菅首相が、震災で首の皮一枚つながり、支持率も挽回できるかと思いきや、何をやっても後手後手で、いいとこナシの、最悪の末路をたどっています。
起死回生の逆転打があるとすれば。それは「脱原発」を宣言してしまうことではないでしょうか。
「10年以内に原発を全廃します」
とか口走って居直り、法案を仕上げて閣議決定する。
世論の反応によっては面白い展開になりそうですが。