システム手帳を、かつて私は愛用していました。
ヌメ革の表紙の手触りが好きで、いつも携帯していました。リフィルにも凝りました。
ただ、スケジュール管理には最適だったのですが、データの再利用ができないのが欠点でした。
例えば、あとで特定の事項を検索しようとすると、アナログなりの苦労をしました。
そこで7,8年前、電子手帳を導入しました。ソニーのCLIEです。これまたヌメ革のケースに入れていました。
実を言えば、端末の使い勝手はいまひとつでしたが、パソコン(Mac)とのデータ連動(同期)ができるのが強みでした。
ところがある日突然、ソニーが電子手帳からの撤退を表明。CLIEの販売を中止してしまったのです。
ソニーという会社は、意外と平気でこういうことをやって、ユーザーをがっかりさせます。
将来性を失ったCLIEを使い続けるわけにもいかず、一時システム手帳に戻りました。
最近のスケジュール管理はもちろんiPhoneです。ケースはヌメ革です。好きなんです。
スケジュールは常にパソコンとiPhoneとで自動的に「同期」します。
これは、予定表の本体がいわゆる「クラウド」にあるからです。パソコンやiPhoneでは事実上「クラウド」上の予定表を修正したり見ているに過ぎません。
これってホントに便利な仕組みです。
これからのスケジュール管理の真の主役は、スマートフォンという端末ではなく、「クラウド」なのかもしれません。