ちり紙

トイレでは、脈絡もないことを考えたりします。

最近のトイレットペーパーは手触りが柔らかいです。

たいてい「二枚重ね」で、時には「色つき」「香り付き」などあるけれど、共通しているのはいずれも「エンボス加工」になってきたことでしょうか。

こどもの頃、くみ取り式便所で使っていた「ちり紙」も、シワシワして、少しうねっていました。

ここで、「ちり紙」の読み方は、もちろん「チリシ」です。

そして「チリシ」で連想してしまうのが「『漢書』地理志(かんじょチリシ)」

受験生が必ず知っておくべき、紀元前後の日本について初めて記載された中国の文献です。

「楽浪海中に倭人あり、分かれて百余国を為す。」という部分が有名です。

これを習ったとき、なぜか「べんじょチリシ」というフレーズを着想してしまい、以来そのフレーズはどうしても忘れられないムダな記憶として、数十年にわたり私の脳(海馬?)の一部を占拠し続けています。

この文献名をもっと詳しく言うと、「『漢書』地理志・燕地」となります。

私の海馬を占拠するフレーズについてはこれ以上書きません。

トイレで考えたことだけに、つまらない話でした。