八百長相撲

大相撲が揺れています。春場所も中止になってしまいました。

日本相撲協会の放駒理事長は、無気力相撲と八百長が「ある意味イコール」だと発言しました。

何年も前から、だれもがそう感じていたことだけに、驚くこともなく、がっかりするばかりです。

これまでも幾度となく問題になってきたのが無気力相撲。

これは言ってみれば「へたくそな八百長」。そりゃあ「わざと負ける」予定の相撲には気合いが入らないでしょう。

協会の「無気力相撲撲滅」方針を受けて、八百長相撲は、より「上手な八百長」に進化してきました。

その巧妙な八百長のための打合せに使われたのが携帯メールです。

ところが、「消去」したはずのメールが「復元」され、八百長の動かぬ証拠となりました。

大阪地検特捜部の証拠偽造事件の時もそうでしたが、デジタルデータというものは、普通の方法で「消去」したのでは、完全には消えないものなのですね。

昨年の野球賭博問題後に、相撲界の再建を賭けて新理事長に就任したばかりの放駒親方ですが、もっと深刻な問題に直面することになってしまいました。

カイケツが期待されています。