老眼

近視の人は老眼にはならない、というのは、もちろんウソです。

6,7年前、子どもの運動会でビデオ撮影しているとき、モニター画面がよく見えないことに気づきました。

当初はモニターの劣化を疑いましたが、ある日、老眼と悟りました。劣化していたのは自分の目でした。

老眼は、それと気付いた日からどんどん進行するものです。

メガネをはずさなければ新聞が読めなくなり、今では大きな文字の本でも読めなくなりました。

遠近両用のメガネを作りましたが、それもすぐに合わなくなりました。

ある日、新聞がぼやけるのでメガネをはずそうとしたら、目尻の皮膚をつまんでしまいました。メガネはかけていなかったのです。ショックでした。

最近では顔の皮膚をつまむことにも慣れています。

いちばん困るのは、目の前の料理が見えないこと。

料理を「目で楽しむ」ために、食事中はメガネをはずして食べます。

それほど楽しめない料理の場合には、メガネをかけたままです。