隣の芝生

夏の間、芝生には毎日水撒きしてきました。

水撒きをしながら感じた古典的疑問があります。

「どうして隣の芝生はあんなに青いのだろう」と。

散水の頻度が少ない?  むしろウチは撒き過ぎぐらいだけど。

芝の種類の違い?    多分同じ。念のため比較検討を要します。

隣は犬がいないから?  ウチの犬がオシッコする範囲は限定しているけど。

肥料?         これも精査の必要あり。

先日フェンスぎわから、隣家の芝生を観察してみました。

芝の種類はウチのと同じようです。固形肥料をまいた痕跡もありません。

ふと振り返り、我が家の庭を見て、驚きました。

ウチの芝生のほうが青くないか?

どうやら答は角度でした。芝生を見る角度。

真上から見た芝生は、隙間が見えるので、青さが足りません。

斜めに見ると芝目が詰んで青々と見えます。

だから隣の芝生は青く見えたわけです。

もともと「隣の芝生は青い」とは

「そう見えるだけだよ」

の意味を含む比喩表現ですが、まさにその通りでした。

少し安心。