禁煙するためのきっかけには、いろいろあるようです。
例えば誕生日や、正月のようなキリのよい日、奥さんの妊娠、子どもの誕生、自分の発病などの健康上の理由など。
来月からのたばこの値上げを前に禁煙に踏み切る人も多く、禁煙外来受診者が急に増えてきました。
ところで、値上げによって売れ行きが落ちるので増税幅以上に値上げする、というJTの言い分はいかがなものか。
これは、喫煙人口減少による減収分を、残りの喫煙者の負担増で補うやり方です。
世間で肩身の狭い思いをしながらJTの経営に貢献し続ける愛煙家を、ある意味食い物にしているように思えます。
JTは、たばこや食品以外に医薬品事業を展開しつつあります。
ところが、開発している薬を調べてみたら、ガンや呼吸器・循環器領域の薬が見あたりません。
たばこ事業と矛盾する分野だからでしょうか。
そりゃあJTが肺ガン治療薬でもつくったら、それこそマッチポンプです。
そうでなくても、健康を害するモノを生産している会社が医薬品をつくること自体に違和感を感じます。
私がJTの経営者なら、たばことの矛盾を感じない嗜好品分野に特化した企業にします。
コーヒー飲料やお茶もいいけど、本命はアルコール。たばことの親和性は絶大ですけどね。