円周率

かつて円周率を小数点以下数十ケタ覚えたことがあります。いまでも40ケタぐらいは言えます。

どうでもいいことなのに、数十年を経過してもなお、忘れることができません。

新しい記憶はわりとすぐ忘れます。

ところで最近のニュースはなんと言っても、自作パソコンで円周率を5兆ケタまで計算した会社員の話題です。

大学や研究機関の人間ではなく、「会社員」が「自作パソコン」で算出したことに感動します。5兆という桁数も想像を絶します。

ギネス申請予定とのことですが、ギネスブックの事務局に何か「証拠」を提出する必要があるのでしょうか。

その場合にはDVDなどのデジタルメディアで提出すると思われますが、紙にも印刷して添付するように求められたとしたら、いったい何枚になるのか。

私はこのたび、「自宅パソコン」でそれを算出したので、ここにご紹介します。

A4の紙に、1行100文字で100行印刷したとします。1枚に1万ケタ印刷できます。

5兆割る1万で5億枚。

500枚で5cmの厚みとして、5億枚は500万cm=5万メートル=50km。

そもそも印刷するのに、1枚1秒として、5億秒=約16年かかります。

途中で紙の補給やトナー交換、いやプリンタそのものも交換・・・

とかやっている間に、ギネス記録が塗り替えらることは必至です。