道行けば、右も左もプリウスだらけになってきました。
プリウスと言えばハイブリッドカー、エコカーの主役です。
ですが、ハイブリッドカーは所詮、未来の車ではなく過渡期の車、ワンポイントリリーフだと思います。
なぜなら、エンジンや動力伝達系をすべて残した上で、さらに電気モーターを配置・接続しているからです。
装備が重複しています。バッテリー置き場に困って当然です。
LPレコードプレーヤー付きCDプレーヤーみたいなものです。
思い切ってモーターだけにした方が、明らかにムダが無く、バッテリー置き場も広がります。
つまり電気(電池)自動車ということ。
世界中の企業や研究機関がいま、バッテリーの高性能化を目指してしのぎを削っているはずです。
充電量は今後おそらく指数関数的に増えていくでしょう。たとえば2年で2倍、10年で32倍という具合に。
乗用車のバッテリー充電が月に1回で済むようになる日も、そう遠くはないでしょう。
そう言いながらも、電気自動車が普及するまであと10年ぐらいは、私はガソリン車を堪能するつもりです。
エンジンの響きはちょうど、LPレコードのような味わいがあります。