カビの季節

畳に緑色のカビが生えていました。

ケチってその部屋にエアコンを設置してなかったのが敗因でした。

カビの対処法を調べると、掃除機で胞子を吸引除去し、カラ拭きし、ひどい場合にはアルコールで拭き上げよ、とのこと。

でも念のため、畳屋さんに清浄・抗菌処理をお願いしました。エアコンも取りつけました。

夏休みの自由研究で小学校の頃、学研の「科学」の教材を使ってカビの実験をしたことがあります。

寒天培地の入ったシャーレを家のあちこちに置いて数日間放置したのですが、想像を絶する結末となりました。

おまけにその頃、人々がカビ(カビロゾア)に襲われる怖い漫画(たぶん「科学」の付録)を読み、それがトラウマとなったのか、いまだにカビは不得意分野です。

それで思い出すのは、かつての同僚(当時独身)のカレー鍋事件。

余ったカレーを鍋のまま冷蔵庫に保管していたときのこと。

そのまま数日経過してしまい、処分するのがめんどうで放置しているうちに、やがて蓋を開けるのが怖くなり、ついに「開かずの鍋」となって1年半以上・・・

これ以上は書けません。

ネンキン問題

週刊誌の書評を読んで興味が湧いた本があり、早速書店に行きました。

ところが店に着くと、書名をすっかり忘れているのです。

こういうことが最近よくあります。

カウンターで本の検索をお願いしました。

店員「なにか思い出せるものは?」(検索用のパソコンに向かいながら)

私 「粘菌(ネンキン)・・・」(100%誤解されるだろうなぁと思いつつ)

店員「年金ですね」

私 「普通の年金ではないのです」(もう少し誤解を楽しもうかと)

店員「厚生年金とか、個人年金とか?」

私 「ねばっこいバイ菌、という字を書きます」

店員「・・・」

私 「ネンキンで変換すると意外と出てきます」

店員「あっ、出ました」

粘菌とは、単細胞なのに数センチ以上の大きさにもなる不思議な生き物です。

この日購入した本では、粘菌のもつ驚くべき知的能力が紹介されています。

著者はこの研究で「イグ・ノーベル賞」を受賞している人です。

私はしかし、頭の中で別の方向にドンドン広がっていく発想を抑えきれませんでした。

「個人粘菌」・・・・・研究者以外に、趣味として個人で粘菌を飼育するマニアがいるかも

「粘菌手帳」・・・・・個人粘菌のコレクションを、マニア同士で見せ合ったりする

「粘菌定期便」・・・・毎月いろんな種類の粘菌が届いてマニアを楽しませる通販

「消えた粘菌問題」・・アメーバ状にどのようにでも変形するので見つけにくいです

「基礎粘菌番号」・・・やはり一元管理が必要です by日本粘菌機構