患者さんのデータ整理していて、遅ればせながら年齢にまつわる変な「とりきめ」に気付きました。
ある年の3月31日に生まれた子と4月1日に生まれた子は同学年ですが、その次の日の4月2日に生まれた子は1学年下級生になります。なぜか4月1日と4月2日の間に境目があるのです。
なんか違和感ありますね。
何??と思われた方、詳細はまたいつか解説しますが、ひとことで言えば法律上の年齢解釈のためです。エイプリルフールとは無関係です。
平成14年に国会で民主党議員がこの違和感について質問していますが、当時の小泉総理は違和感なしと答弁しているようです。
ところで誕生日には、周囲が「おめでとう」と祝福し、本人は「ありがとう」と応えます。(あるいは「おめでたくもない」と眉間にシワを寄せてみせます。)
しかしよく考えてみると、自分がこの日に何かを成し遂げた訳でもなく、ただ年月が過ぎることを祝われることに、最近何かしらの違和感を感じていました。(また違和感です)
そして気づきました、「誕生日=出産日」であることに。
つまりこの日は、自分を産むという偉業を成し遂げてくれた母親に、感謝する日ではなかろうかと。
5月の第2日曜日よりはよっぽど意味のある「母の日」だと思います。
ちょうど誕生日を迎えた方、「ああ、もうこんな歳になって、おめでたくもなんともない」なんて言わずに、お母さんに感謝の一言をどうぞ。